ビアンキ Via Nirone 7 2015

レースの現場でポジションを変えるケースが多くあるので、そこが面倒なのは困る、というのがありました。スペーサーを変えたいだけなのに、ブレーキケーブルなどを切らなくてはいけないのはやめて欲しい、と。それはチームのメカニックの強い要望だったので、レース機材として守っていかなければいけない、ヘッド・ステム周りの設計はとても重要だと考えていました。 Q:シートポストクランプなども小物も独自設計を? フレームを設計しながら、小物類の設計も進めました。結局、専用設計のパーツでないと、空力性能と実際の使い勝手を両立できなかったんです。シートポストも、インテグラルではなく調整できるエアロポストにしました。空輸することを考えて、ポストの中にバッテリーを入れているので、付け外しする場面でも簡単に作業できます。 「PROFORMAT」とは開発のプロセス自体。選手の言葉を通訳するもの 素早くモノを作り、それを評価する。カーボンラボがそのプロセスサイクルを早めた photo:Nobuhiko Tanabe Q:PROFORMATというアンカー独自の技術には、どこまでが含まれる? 特定の技術というより、開発のプロセス自体をPROFORMATと呼んでいます。 例えばCFD(数値流体力学)や風洞実験での結果をもとにした空力解析。FEM(有限要素法)でのカーボン積層のシミュレーションなどを使っての構造、材料の設計。そのやりとり全体がPROFORMATです。 トラックバイク開発の初期から、選手の言葉を形にしていくという作業を、2017年から3年近く続けてきました。その中で、彼らの言葉と物理的な現象、そこを行ったり来たりしながら通訳していくプロセスがPROFORMATである、という感覚でした。 選手に言われたことを仮説立てて、実際のものとして設計して、ラボで現実のものとして試作して、試乗してもらう。そういうR&Dのサイクル自体がPROFORMATの根幹にあるものです。具体的なところが複雑に絡み合っているんですね。 Q:カーボンラボが自社にあることでの大きな利点とは? 素早くモノを作り、それを評価し、また試作するというサイクルを早く行うことを目標に活動しています。全てを自分たちでできるようになったことで、修正がより素早くできる、というのが一番大きいでしょうか。 それに加えて、PROFORMATで蓄積したデータや経験を元に、より高精度なシミュレーション(CFD、FEM)を行うことができ、試作の精度がどんどん上がっていきます。そのため、目標に辿り着くまでの時間、回数が少なくできる。目標の設定も具体性を持ってきちんとできるのが、開発としては嬉しいところでした。 「空力」について:まずは前面投影面積、そして細かな積み重ねを 空力を重視する部分、軽さを追求する部分。フレームの各部において最適な形状をあてはめていったという photo:Nobuhiko Tanabe Q:ロードバイクの場合、空力上、最も気にすべきポイントは?

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もともと、エアロロードの開発に迫られていたというのはありました。ですが目標設定に向けた基礎研究を行うなか、純粋なエアロロードにしてしまうと、レースにおいて使える場面が限られてしまうことがわかり、オールラウンドに1台で戦えるバイクに軌道修正しました。 オールラウンダーと純粋なエアロロードバイクとを隔てるポイントが、「重量面で不利にならないレベルまで軽くすること」、そして「適度な剛性バランスを持たせること」でした。そこをベースに空力性能を煮詰めていきました。 この前にあったトラックバイクの開発、特に短距離種目用の「PRZ」では、感覚と物理現象との関係性を確かにすることに力を尽くしました。その進化系であるRP9の開発は、前作RS9の開発時のテーマだった「前に進むバイク」を、さらに突き詰めたものになっています。 「"前に進むバイク(RS9)"を、さらに突き詰めたもの。それがRP9です」 photo:Nobuhiko Tanabe Q:ラインアップを増やさず、一台のオールラウンドにしたのは? ステージレースを想定すると、1つのコースでも登りや平地など様々な環境が入り乱れていることも多いため、何かの性能に特化させるよりも1台で戦える方が適していると考えています。また、チームや市場からも1台ですべてを賄えるバイクの要望が出ているのも理由です。 選手からは「ヌルいものはイヤ」というオファーが Q:チーム員から性能としてのオファーには、どんなものがあった? チームから初期に出たのが、軽くて反応がいいフレームがいい、でした。軽ければ軽い方がいいということ。空力は良ければいい、ということでした。空力よりも重量と剛性のほうがより優先度が高かったのです。 それに「乗り心地がヌルい」のは嫌だとも。つまりフィーリングの良しあしも重要な要素ということです。選手もやはり人間なので、タイムが早くても加速感の乏しい、進む感のないフィーリングのバイクは好まれません。「物理的に進むこと」と「進む感覚」を両立しなければならないのが開発上も難しかったポイントです。 現場での整備性を考慮した専用ステムを開発。これはチームからの大きな要望だった photo:Nobuhiko Tanabe RP9の専用ステム。レース現場やショップでのメンテナンスを考慮した photo:Nobuhiko Tanabe 付属するトップキャップを用いることでノーマルステムも使用可能だ photo:Nobuhiko Tanabe Q:使いやすさという点で、チーム員から出てきた要望は?

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特に前方部が効いてきますね。ですから前面投影面積をできるだけ小さくします。なのでバイク前面に関しては空力重視で形状を煮詰めています。特にフロントフォークは、空力上で大幅に工夫しています。その他にも風洞実験で、シートチューブ、BB周りといった部分での検証を繰り返し、良さそうな結果を全体に適応させる、というプロセスを行いました。 ですが、そこで気にしたのが剛性が失われたらだめ、というところ。トラック開発の時に最も重視したところでした。 Q:「RS9sと比べ、平均43km/hで5km走行した場合、約14秒のタイム短縮(注)につながる」とのこと、これはなかなかに大きな数字ですが... ?

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January 2, 2022, 5:00 am
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